丹生明生 経歴でわかる成長物語|けやき坂から舞台主演へ

丹生明里の多彩な軌跡をたどる

  • 高校2年生の夏、けやき坂46の追加メンバーオーディションに合格し芸能界入り。

  • 欅坂46の「サイレントマジョリティー」に感銘を受け、アイドルを志す。

  • 「=LOVE」初期オーディションではファイナリストまで進出。

  • 約1万5000人の応募の中からけやき坂46の2期生に選ばれる。

  • 2019年、けやき坂46が日向坂46に改名し、正式にメジャーデビュー。

  • デビュー曲「キュン」では2列目に抜擢され、全国的に知名度が上昇。

  • NHK紅白歌合戦に日向坂46として初出場し話題に。

  • 舞台「あゆみ」「マギアレコード」で演技に初挑戦し経験を積む。

  • ドラマ「DASADA」でグループ総出演の中、演技力を発揮。

  • 2021年放送のドラマ「声春っ!」で主演を務める。

  • 「声の足跡」では佐々木美玲とともにWセンターを担当。

  • 劇場版アニメ「DEEMO」では主要キャストとして声優に挑戦。

  • 幼少期から兄の影響でゲーム好きになり、今も多くのタイトルをプレイ。

  • ゲーミングPCを約40万円かけて自作し、本気度を証明。

  • ゲーム実況配信やYouTube出演でファンと交流を深める。

  • 芸能活動優先のため、熊谷女子高校から日出高校に転校し進学せず。

  • 健康面の配慮もあり、大学進学は選ばなかった。

  • 2025年には舞台「フラガール」で単独主演として女優活動に本腰。

  • SNSやイベントを通じ、ファンとの距離が近い交流スタイル。

けやき坂46加入のきっかけと時期

丹生明里がけやき坂46に加入したのは、2017年8月のことです。このオーディション参加は、彼女の人生の大きな転機となりました。

もともと丹生明里は高校生活を送る中で「キャビンアテンダントになりたい」と考えていた時期もありましたが、欅坂46の楽曲「サイレントマジョリティー」のミュージックビデオに心を打たれたことがきっかけで、アイドルの道を志すようになります。特に「君は君らしくやりたいことをやるだけさ」という歌詞が、彼女の心に深く刺さったと後に明かしています。

その後、まず最初に挑戦したのが、指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」の初期オーディションでした。ここではファイナリストにまで残りましたが、惜しくも最終合格には至りませんでした。この経験が、彼女にさらなる挑戦心を芽生えさせ、けやき坂46(ひらがなけやき)の2期生オーディションへの応募へと繋がります。

オーディションを受けたのは高校2年生の夏で、SHOWROOM配信などで順位が伸び悩み、自信を失う瞬間もあったようですが、家族と話し合う中で「自分らしく挑戦する」という覚悟を決めて臨んだと語っています。結果的に約1万5000人の応募者の中から選ばれた9人のうちの1人として見事合格。周囲には「かわいい子ばかり」と圧倒されつつも、自分の素直さと芯の強さが評価されたのでしょう。

このように丹生明里がけやき坂46に加入したのは、単なる偶然ではなく、自らの意志と経験に裏打ちされた挑戦の積み重ねによるものでした。


日向坂46改名とメジャーデビュー

丹生明里が在籍していた「けやき坂46」は、2019年2月11日に「日向坂46」へと改名され、同年3月にメジャーデビューを果たしました。この出来事はグループ全体にとっても、丹生自身にとっても、芸能活動における大きなステップアップでした。

この改名は、けやき坂46が欅坂46のアンダーグループ的な立ち位置から脱却し、単独でのブランド確立を目指す意味が込められていたとされています。デビューシングル「キュン」は、明るく爽やかな曲調で、日向坂らしいポジティブな雰囲気を打ち出し、広く注目を集めました。

丹生明里はこのデビュー曲で選抜メンバーに選ばれ、2列目のポジションを務めました。これにより、彼女の存在はファンの間で一層知られるようになり、アイドルとしての知名度と人気が急上昇するきっかけとなりました。歌やダンスの経験がない中で必死に練習を積み重ね、苦手だったダンスも「家にある細い鏡の前で一人で練習する」など地道な努力を重ねてきた成果がここで開花した形です。

また、2019年の年末にはNHK紅白歌合戦への初出場も果たしており、日向坂46としての注目度は一気に全国区となりました。丹生明里にとっては、けやき坂46での下積みと葛藤の時期を経て、晴れてメジャーデビューという形で大きな成果を手にした瞬間でした。

この改名とメジャーデビューは、丹生明里にとって夢を現実に変える第一歩であり、彼女が「ただのアイドル候補」から「一人前のアイドル」へと進化を遂げた象徴的な出来事といえるでしょう。

テレビドラマ・声優としての活躍

丹生明里さんは、アイドルとしての活動だけでなく、テレビドラマや声優という分野でも才能を発揮してきました。彼女はその多彩な表現力を活かし、グループ内でも演技面で注目される存在となっています。

彼女が演技活動に本格的に取り組み始めたのは、けやき坂46時代の舞台出演からです。2018年には舞台「あゆみ」や「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」に出演し、初めて本格的な演技に挑戦しました。演技経験がほとんどなかった中での出演でしたが、共演者とともに役作りを進め、舞台の空気感に順応していく姿勢が評価されました。

その後、2019年にグループが日向坂46へ改名しメジャーデビューすると、テレビドラマ「DASADA」(2020年)への出演が実現しました。このドラマはメンバー総出演で展開され、丹生さんは物語の中で個性的なキャラクターを丁寧に演じきりました。さらに、2021年放送の「声春っ!」では初主演を果たし、天道まな役としてメインキャラクターを務めました。この作品の主題歌「声の足跡」では、佐々木美玲さんとともにダブルセンターに抜擢されています。

加えて、アニメ作品への出演も果たしています。2020年には「かえるのピクルス きもちのいろ」にゲスト声優として参加し、2022年の劇場版アニメ「DEEMO サクラノオト あなたの奏でた音が、今も響く」では、主要キャラクターの声を担当。長編アニメでの声優挑戦は初めてでしたが、感情のこもった演技で作品を彩りました。

このように丹生明里さんは、演技の分野においても積極的に挑戦を重ね、その度に成長を遂げてきました。舞台・ドラマ・声優という異なるジャンルを経験したことで、今後も多方面での活躍が期待されます。

ゲーム・趣味が仕事に?バラエティでの評価

丹生明里さんは、ゲーム好きとしても知られていますが、単なる趣味の域を超え、バラエティ番組などでその特技が高く評価されています。彼女の自然体な魅力とゲーマーとしての実力が、テレビ出演の中でも強く印象を残しています。

もともと丹生さんがゲームに興味を持ったきっかけは、2人の兄の影響によるもので、幼い頃から「スーパーマリオブラザーズ」や「スマブラ」を兄弟で楽しんでいたそうです。その後も「フォートナイト」「スプラトゥーン」「VALORANT」などの人気タイトルをプレイし続け、総プレイ時間が285時間に達するゲームもあるほど、熱中しています。

そんな彼女のゲーマーとしての才能が注目されたのが、テレビ東京の人気番組『有吉ぃぃeeeee!』への出演です。番組では「フォートナイト」の腕前を披露し、MCの有吉弘行さんから「今まで出たアイドルの中で一番うまい」と驚かれるほどの評価を得ました。この一言は、ファンのみならず視聴者の間でも話題となり、丹生さんが“ガチゲーマー”であることが広く知られるようになりました。

また、日向坂46の公式YouTubeチャンネルでは「VALORANT」のプレイ実況を生配信するなど、ゲームを活かした企画にも積極的に参加。ゲーム好きなファンと交流する場を提供し、自らの趣味を通して共感を呼んでいます。

さらには、約40万円をかけて自身でゲーミングPCを自作したというエピソードも話題です。高性能パーツを揃えて本格的に組み立てたことで、ゲームに対する本気度がうかがえるエピソードとして、多くのメディアやSNSで取り上げられました。

このように、丹生明里さんの趣味であるゲームは、単なる余暇の過ごし方にとどまらず、テレビやネット番組での評価やファンとの接点としても活用されています。今や彼女にとって、趣味と仕事が自然に重なり合う新たな強みの一つになっています。

大学進学を選ばなかった理由

丹生明里さんが大学に進学しなかったのは、芸能活動に専念するためという選択によるものです。高校時代に本格的に芸能界入りし、その後の多忙な活動が進学よりも優先されたと考えられます。

その理由は、高校2年生でけやき坂46(現在の日向坂46)のオーディションに合格したことで、生活が大きく変化したことにあります。当初は埼玉県の進学校である熊谷女子高校に通っていましたが、芸能活動との両立が難しくなったことで、芸能コースのある日出高校(現・目黒日本大学高校)へ転校しました。このタイミングで彼女の将来の方向性が明確になり、大学よりも芸能の道を優先する決意をしたと思われます。

具体的には、オーディションに合格した2017年以降、丹生さんは歌やダンスのレッスン、メディア出演、グラビア撮影などに多忙を極めていました。彼女自身も「歌もダンスも未経験だった」と語り、個人的にスキルを磨くための努力を続けていた時期です。その中で「体力的にも時間的にも、学業と両立するのは困難だった」と感じた可能性は高いです。また、ファンの間では「腰痛が進学を見送った理由の一つではないか」という声もあります。実際に丹生さんは2023年に腰の治療のため活動を一時休止しており、当時から体調面での課題を抱えていた可能性もあります。

このように、丹生明里さんが大学に進学しなかった背景には、芸能活動の本格化と健康面の問題、そして自身の夢に対する強い意志あったようです。彼女にとって、アイドル活動は単なる仕事ではなく、人生をかけるに足る目標だったということがよくわかります。

現在の活動とファンとの関係性

現在の丹生明里さんは、舞台を中心とした女優活動を本格的に展開しており、ファンとのつながりも以前より濃密なものとなっています。日向坂46卒業後も、彼女の人気と存在感は健在です。

なぜ今、舞台に注力しているのかというと、グループ卒業を経て、自分の表現力や演技力を活かせる分野に挑戦したいという思いが強まったからです。実際、2025年5月には舞台「フラガール – dance for smile -」で単独初主演を果たしました。主人公・紀美子を演じるにあたり、丹生さんは「この作品はパワーをもらえる」と語り、初めてのフラダンスにも真摯に取り組んでいる姿が報じられています。

ファンとの関係性においても、丹生さんは非常にオープンで親しみやすいキャラクターとして知られています。Instagramを通じて日常の様子を発信したり、誕生日にはファンへ感謝の言葉を述べたりと、距離感の近さを大切にしているのが印象的です。また、過去にはオンラインミート&グリートでも多くのファンとの会話を楽しんでおり、その人懐っこさが「まるで友達のような存在」と感じさせる要因となっています。

さらに、ゲーム好きとしても有名な丹生さんは、ファンと同じ目線でゲームトークを楽しむ姿勢が共感を呼んでいます。『フォートナイト』や『VALORANT』のプレイを配信する姿や、ゲーミングPCを自作したエピソードも注目されました。このような趣味の共有を通じて、ファンとのつながりは単なる応援以上の「共感」のレベルにまで昇華しています。

総じて、丹生明里さんの現在の活動は女優としての成長と、ファンとの深い絆を築くことの両輪で成り立っています。舞台という新たな表現の場で自分らしさを発揮しつつ、常にファンとの関係を大切にする姿勢が、今の彼女の最大の魅力と言えるでしょう。

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